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おい、ゆとり! ライブコンテンツの検索可能性あげるぞ

みなさんこんにちは。生放送主の伊予柑です。
今日の内容は運営のid:koizukaさんとid:kawango、id:sugitaniさんに向けてのラブレターです。(※「はてな」というサービスで日記を掲載しているこのお三方がニコニコ動画にゆかりがあるとうかがったので、指名しています)


運営のみなさん、いつもありがとう。毎日楽しく放送しています。だから生放送を改善してください。


■結論(問題と解決策)
・生放送は一般受けする面白い番組が見つけにくい
→面白い番組を評価する仕組みはあるが、配信者を評価する仕組みがないのが最大の問題点。それを解決するためにweeklyコミュニティ人数増加ランキングを作り、ランキング掲載者の番組へ誘導する。


・生放送は何が起きているのかわからない
→面白いシーンを指し示すことができないのが問題点。視聴コストが高すぎるため、ボランティアの力を借りることもできない。そこで、放送URLに「スクリーンショット+1行説明」「放送主のあとがき」「過去の放送一覧」「今後の放送予定」などを掲載し、何が起きてるのかひと目でわかるように充実させていく。

 

 

スライド2 スライド3


■背景と要約
ニコニコユーザー生放送は800枠に伴い、「新しい視聴者が、面白い番組を見つけられない」という問題が発生しています。
このエントリで、まずニコニコ生放送は一体感と演者とのコミュニケーションが主な楽しみであるため複製できず、再現性もないことを述べます。次に、ライブバンドや演劇を例にとって既存のライブコンテンツがどう伝播しているのか振り返ります。その次に、ちくわちゃんランキングなど現在のニコ生の伝播のしかたと問題点を把握します。各生主の取り組みやよくあるアイディアを検討したあと、「番組じゃなくて放送者を評価する」「面白いコンテンツを指し示せるようにする」という解決策を提案します。

 

 

---- 以下蛇足 ----

 

 


■ライブコンテンツは、どうして面白いか?
ニコニコ生放送を話す前に、世の中のライブコンテンツを分類しましょう。
ライブコンテンツは、サッカー中継、演劇鑑賞、ライブハウス、合コンなどその場で縁者とともに過ごすタイプの娯楽です。時系列のある、一回性の参加型コンテンツをゆるく指すとします。
まず、ライブのおもしろさを3つに分解しましょう。


・コンテンツの良さ
・観客同士の一体感(同時性)
・演者とのインタラクション&コミュニケーション
です。
これらを複製可能性から分類します。



コンテンツは、演劇のストーリーや、楽曲の良さなどです。
これらは複製可能かつ時間軸に縛られません。DVDにしても損なわれない要素です。


観客同士の一体感というのは、同じコンテンツを楽しんでいる複数人が同時に同じ感情になることで成り立ちます。「映画はDVDではなく劇場でみろ!」といわれるのは、一緒に同じものをみんなで楽しむと、コンテンツのおもしろさが何倍にもなるからです。
一体感は複製できないと思われていましたが、ニコ動が複製を可能にしました。非同期コメントを使うことで、「時間がずれていても」観客同士の一体感を演出しています。
余談ですが、一体感は長い時間軸で行われるものもあります。ニコ動のデイリーランキングに一喜一憂するのは1日単位での一体感となります。観客の感情が同期していれば、それは面白いのです。


演者とのインタラクション&コミュニケーションは、やりとりのおもしろさで「観客⇔演者」と「観客⇔演者」の2種類があります。
「観客⇔演者」をインタラクションと呼ぶことにします。参加するおもしろさです。ゲームが代表例で、Aボタンを押すとマリオがはねて、亀を踏んづけます。手品で観客がカードを選ぶのも同じです。毎回違ったおもしろさがあるのですが、演者が提供するものは一定です。
「演者⇔演者」をコミュニケーションと呼ぶことにします。合コンが代表例で、「ねえ可愛いね。日曜日なにしてるの?」「えー、暗黒放送みてから夕方まで寝て、17時から100円枠で放送かな~」とかいう会話です。これは、お互いがお互いの状況を読んでコンテンツを提供しあう状態だといえます。
インタラクションはゲームが複製可能にしました。コミュニケーションは複製不可能かつ再現不可能です。演者が2名そろって初めて現れるおもしろさな上に、同じやりとりが発生するとは限りません。

 


今あげた3つの軸でねちねちとライブコンテンツを分類しましょう。

スライド1

音楽フェス会場

コンテンツは強く、一体感は大きく、インタラクションは弱い

音楽フェスの中継@TV

コンテンツは強く、一体感はなく、インタラクションはない。

ニコ動

コンテンツは強く、一体感は大きく、インタラクションはない。

Wiiスポーツ

コンテンツは弱く、一体感は中くらいで、インタラクションが強い


合コン・麻雀
コンテンツは弱く、一体感はなく、コミュニケーションが強い


ニコ生
コンテンツは弱く、一体感は大きく、コミュニケーションが強い


この図からわかることは、コンテンツがショボくても一体感やコミュニケーション要素が強いと面白いってことです。気合いをいれてコンテンツつくらなくても誰でもいいものがつくれる。

ニコ生もしかりです。しかし同時に、複製しにくく、その場にいたいとつまんないという問題を抱えています。

 


■現実のライブコンテンツどう伝播しているか


「面白いニコ生をどう探すか」の前に、先輩ライブコンテンツをみていきましょう。
ライブバンド、一発もの、小劇場、2chの順にみていきます。どれも苦労してます。


○ライブバンドの場合
お互いの身内を紹介しあう形で演奏の魅力を相互に伝えます。
かけだしバンドは人を集められません。なので客数50のライブハウスを4バンドくらいで借ります。
会場費が12万円だとしたら1バンド3万円負担で、3人構成のバンドなら1名あたり1万円負担です。
バンドメンバーは1ドリンク2000円のチケットを5枚売りさばかなくてはなりません。とりあえず身内に無理矢理売りつけて、会場にきてもらいます。
そうすると4つの身内集団ができるわけです。
上手いバンドも下手なバンドもありますが、お互いがお互いの身内を紹介することで魅力を伝播させていきます。


○一発ものの場合
ピアノの発表会や第九の合唱や、市民演劇などで「年1回しか発表しないライブコンテンツ」というのがあります。
こういうコンテンツはどうやって観客を集めているのか。
コロンブスの卵的な方法です。発表者を大量に集める。
第九の合唱で50人が歌ったら、一人3人くらい家族がみにきて、それで150名の市民ホールが埋まるよねーという算段です。


○小劇場(演劇)の場合
演劇は「客演」と「相互鑑賞」により成り立っています。
客演というのは、ある劇団の役者さんが他の劇団に派遣されることです。
そうすると役者さんのファンは客演先の劇団を見に行くので、そこで新しい劇団に出会えるわけです。
もう一つは「相互鑑賞」です。
お客を紹介しあうライブバンドとちがって、演劇の場合出演者どうしが相互に鑑賞します。
その演劇仲間は遊びにやってくるとフライヤー(ちらし)を会場においていきます。お客さんはそのフライヤーをみて、道の劇団に出会います。
相互鑑賞する劇団同士はある程度はコンテンツの方向性が似ている可能性があり、おもしろさの評判もその場で得やすいため、新規劇団発掘のきっかけになります。


○2chの板の場合
非常にコンテンツとして質の高いスレッドをまとめサイトが掲載します。
そのURIがネットメディア、個人ニュース、ブックマーク、メッセンジャー、twitter等を通して伝播します。


そこで2chのおもしろさを知った人が、今度は「ライブ」であるスレッドにいきます。

いままであげた全部の例が「初めてみつける場合」でした。では常連はどういうい仕組みでライブコンテンツに接触するのでしょうか。それは「お気に入りの団体や人物を見つける」です。

パッケージコンテンツの場合、その作品単体を指し示して渡せるため、単体を消費することができます。陰陽師の動画は、陰陽師の動画です。ライブコンテンツの場合はライブ単体を渡せないため、ライブ主のファンになります。サッカーチームであれ、ライブバンドであれ、劇団であれ、ライブ主に評判がついてきます。(2chの場合作者が不明なので紹介者であるまとめ主に評判がつきます)

 

 


■ニコ生では現在どうやって新しい放送を探しているのか
運営のソート機能、ちくわちゃんランキング、2ch、twitterの4つです。


○運営のソート機能(+ちくわちゃんリアルタイムランキング)
http://www.chikuwachan.com/

運営は来場数、コメント数、ちくわちゃんは直近10分のコメント人数でソートできます。
来場数は長い放送や釣りサムネに有利に働き、コメント数はコメントを稼ぎやすい放送に有利になるため、指標としては微妙です。

一番微妙なのはこれらの指標は「番組」を、しかも「放送開始後」に評価していることです。途中から入場してもなにがおきているのかわかりません。


○ちくわちゃんコミュニティランキング
過去半年の生放送コミュニティの人数をランキングにしています。
「コミュニティ人数が10000人の番組は、たぶん面白いだろう」という推測のもと番組を見つけることがでいます。累計ランキングの問題は「おもしろい順」ではなく「古参・常連順」になることです。

○2ch
生厨に注目されている番組があつまります。
匿名コミュニティによる評判形成は、「みんながみている番組について話すのが面白い」モチベーションが働くので、ランキングと同じ露出方向になります。
また、「話題になりやすい番組が話題になる」ので普通に面白い番組は探せません。


○twitter
ツイッターコミュニティ「@nicolive_fan」や#nicoliveタグを補足する「@nicolivetweet」などがあります。
積極的に番組紹介をする人たちをフォローにいれておく手があります。
twitterにはりついてヒウィヒヒーとかいっている人にしか伝わらないのが問題です。


■ユーザーのがんばり
放送の魅力を伝えようと、様々な努力がされています。

○自前メールお知らせシステム
notic@gmail.comにメールをくれたかたには、放送前にお知らせします」という案内をしておく。

○skypeによる相互宣伝
skypeによる突撃をうけつけているものや、ゲストを招く放送があります。
そこに生主として参加して、魅力を伝えることがあります。

○コミュニティによる相互宣伝
http://ch.nicovideo.jp/community/co17396 など。
コミュニティに知り合いの名前をあげて、相互に宣伝する。(小劇場のパターン)


○動画による露出
永井先生が代表格です。コンテンツとして面白い必要があります。

○blogによる内容の要約
このblogもそうです。執筆が想像以上に大変です。

 


■よくあるアイディア
いまいちうまくいかないアイディアを紹介します。
「真性同期な上に数分以上体験しないとコンテンツの内容がわからない」のが最大の問題となります。
 
○所属しているコミュニティの放送が始まったらメールで知らせてくれればいい
あったら超便利ですが「新しい放送を知るきっかけ」にはなりません。

○vocaloidランキングのようなジャンルランキング動画をつくればいいのではないか
おもしろさが「同時性・コミュニケーション」に偏っているため、生放送の1分間を切り出しても視聴者に有益な情報にならないでしょう。
ただ、車載生放送ランキングや、美女ランキングなどに絞ってランキング動画を作るのは有益だと思います。

○大百科でフォローしていけばいいのではないか
大百科を執筆してフォローしてくださっているかたは多くいらっしゃるのですが、いかんせん足りません。
執筆者が足りない最大の理由は「生放送がその場で30分拘束されるため」です。
いつでもみれる5分間の動画をみて記事をかくことと、その場で30分閲覧にかかるものでは、可能な人の数が異なります。

○動画紹介blogをつくればいいのではないか。
大百科とおなじく「拘束時間が長すぎて一人がみれる量があまりない」問題により大変です。
やる気のあるひとぜひやってください。

○2chのようにまとめblogをつくればいいのではないか
2chはテキスト情報なんで簡単ですが、動画なんでまとめられません。
放送はすごく属人的なため、「編集者」が作業しにくいです。ただしガジェ通のように編成するのはいい方向です。


○コミュニティをタグ付けできればいいのではないか
不特定多数によるタグが有効に機能するのは、「わかりやすい基準がある場合」か「新陳代謝が非常に活発な場合」」です。
たとえば、pixivのタグはとりあえず「何が描かれているか」は客観的にみればわかるので、ある程度機能しています。
ニコ動は動画はわかりやすく分類できないのですが、新陳代謝でカバーしています。
はてなブックマークのタグはコンテンツが判定しにくい上に新陳代謝がおきないので破綻しています。
ニコ生も判定しにくく、新陳代謝がおきにくいでしょう。
(ちくわちゃんががんばってますが、さらに枠数が増えたときにタグ付けできるかどうかというとかなりつらいと思われます)


○ほっといても口コミで広がるんじゃないの?
正座してkawangoさんのエントリーを読んで下さい。
http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090520/1242780794
あるセグメントの認知度が100%の番組しか口コミしないため、普通に地味に面白い放送は伝わりません。

 


■解決策1 Weeklyコミュニティ増加ランキング

スライド2

生放送の特性を見たあと、他のライブコンテンツが基本的に相互紹介で広めていることを見てきました。ニコ生ユーザーは運営やちくわちゃんの指標を頼りに番組を探していますが、それらの指標を頼っては「番組を途中からしかみられない」問題がありました。
この問題の解決策の一つとして、「Weeklyコミュニティ増加ランキング」を提案します。


基本的に動画のマイリストランキングと同じ仕組みです。その週に増加したコミュニティ人数を表示します。
そこでは今週行った番組のスクリーンショットを掲載し、「どういう傾向の放送のひとか」一目でわかるようにします。
ランキング掲載者100位が放送している場合はその場で見られるように誘導をすることで、生主たちが「新規加入者が増える放送をする」モチベーションになります。

また、「いますごい事件がおきている番組」が伝播する仕組みは2chやtwitterなど一通り整っています。
必要なのは初めて見た人が楽しめそうな入り口で、生放送主が目指せるランキングです。

 

 

■解決策2 URIに過去放送と、今後の予定を乗せていく

スライド3



「真性同期な上に数分以上体験しないとコンテンツの内容がわからない」のが最大の問題となっていました。
面白いところをパーマリンクで指させないし、整理しようにもコンテンツの内容が把握できません。録画してあったとしても30分の放送は視聴時間がながすぎます。


web日記時代からblogに移行した理由として「更新が簡単」で「コンテンツがURIで指させる」ことがあるといわれています。全く同じシカケをニコ生にも導入します。

放送URLが放送終了後に自動的にサマリページになります。
自動5分ごとに撮影したスクリーンショットと、そのときのコメント10件程度を出力します。
終了後に主が編集できる「あとがき」欄と、
コミュニティメンバーなら誰でも編集できる「放送内容説明」欄があります。この欄は視聴後に視聴者に遷移してもらって書いてもらいます。スクショに1行説明があれば、だいたいの内容はつたわります。


さらにこのページに「放送予定」や「過去の放送一覧」「大百科」などをひもづけていき、
アクセスしたら「誰のどんな放送の内容なのか」わかるようにします。
「面白い放送があったんだ!」「へえ、どんなの?」というコミュニケーションが成り立てば、自然に広がると考えられます。

 


■まとめ
ながながと書いてきました。
要するに「番組じゃなくて放送者を評価しろ」と「面白いコンテンツを指し示せるようにしろ」ってことです。

生放送は「一般人に届けられるコンテンツが簡単につくれる場所」だとおもっています。
一般人向けの500再生される30分番組をつくるのは超大変ですが、ちょっと有名人や面白い場所を取材すれば、生放送であればそこまで難しくはありません。セクシーなお姉さんのポールダンスとか、富士山の裾野でやっている自衛隊の練習とか、漫画家さんの講演とか、世界で500人くらいみたいコンテンツはたくさんあります。生放送は日本中に眠る面白いものを、必要とされているひとに届けるポテンシャルをもっています。

この面白いシステムを使って、もっともっと面白い日本になればいいなーとおもいます。


■ところで
運営さんゴールドチケットください。

 

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伊予柑

twitter : iyokan_nico

放送コミュニティ http://ch.nicovideo.jp/community/co6262

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ニコニコ生放送の拡大可能性を探る

皆さんニコニコしてますか? ニコ生厨顔出し教信者の rawegg a.k.a. 生卵です。 仰々しいタイトルにしてしまいましたが、とある blog のエントリを読んで僕も書いてみたくなったのでこんな感じのタイトルになりました。 まず皆さんには、あの SM 配信で超有名になられた

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伊予柑

Author:伊予柑
掃除・管理・事務が一切できないぐうたらなので、ニコ生で募集して、バイトを雇ってみました。

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